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伊藤若冲 アナザーワールド

今日は朝から妻と千葉市美術館で開催中の伊藤若冲展にいきました。



何も混みあう日曜日に行くことはないんですが、今週から忙しくなるので行けるうちに行っとこうというわけです。

伊藤若冲と言えば、まずあの超絶技巧の「動植綵絵」が思い浮かびますが、今回の展覧会では、実は彼の作品の大半を占める水墨画の作品をメインに据えた構成で、若冲が影響を受けたであろう鶴亭などの作品なども交えて、順序立てて見せてくれます。今回もまた仲良しの静岡県立美術館との共同開催で、作品に付けられたキャプションなどは千葉市美独自の展示作品以外は、静岡県立美術館で書かれたものだそうですが、これがとても丁寧で解りやすく解説してくれ、さながら解説本の実物版のように楽しめました。

今回の一連の水墨画作品を見て思ったんですが、若冲は光琳のように割合クールで、動植物の特徴を見抜いて、表情やしぐさを簡略化し、シンプルに描くのがとてもうまい。人より優れた観察眼で、人より長く観察を続けた結果だと思うんですが、このためにあの「動植綵絵」のような緻密な絵でも表情が感じられるわけですね。緻密に描けば描くほど、絵が死んでいく…というか図案化してしまう場合が多い中で、これはやはり若冲の持つ大きな魅力でしょう。

自分もチャボが大好きなので、鶏たちを美しく楽しく描く若冲は好きだったんですが、これまではどこか「この人は奇人!変態!」と距離を感じてしまう面もありました。でも、今回の展覧会で親切なキャプションを読みつつ、眺めていくことでそれがかなり解消されたような気がします。野菜の涅槃図には笑いました。こんなことをする人なんだねーとついニヤリとしてしまったり。

千葉市美術館、侮れません。伊藤若冲アナザーワールドは6月27日までです。

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Categories: Art

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2 Comments

  1. 野菜の涅槃図ですか…み、見てみたい。
    (て、全部読んでここに反応するな>自分)

  2. >>tera@ststどの
    面白いっすよ、きっとググればでてるはず。お釈迦様が大根なんですよ。

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