先日食べた白身魚づくしの房総寿司はやっぱり美味しく…

重田菓子店

これはまた妻にも食べさせてあげたいと、1週間でまたまた行ってしまいました、安房勝山。途中もみじロードを通りましたが、まだちょっと紅葉は残っていていいドライブ。

先週同様11時半頃にお店に到着、駐車場にクルマを停めていってみると「あ、開いてない…」 。そういう可能性が少なからずあることは承知していましたが、まさか今日とは…。でもおかみさんが出てきたので聞いてみると、今日は法事が入ってしまって開店は2時以降の予定なのだとか。「でも、2名様ならいいですよ」と、ありがたいことに無理にいれて頂いた。今回は2人とも1.5人前を注文、「今日は季節外れのマンボウが入ったヨ」と店主。マンボウは初めてじゃないけれど、あのちょっと変わった食感がさらにバラエティを豊かにしてくれます。内容も先週とほとんど同じかと思いきや、全然違っていてカンパチ、キントキ、カナガシラ、スナツブリ、ヒラメ、コショウダイ、ブダイ、マンボウ、シマアジ、ヤガラ、マトウダイ、エボダイと、相変わらずどれも鮮度抜群で大満足。あえて注文があるとすればシャリの温度で、ちょっと冷たすぎるかも。まあ、値段を考えればあまりムリを言ってはいけませんね。

食べ終わった後は勝山をちょっと散策、その途中にある重田菓子店でどら焼を買ってみました。これがまた画像のようにえらいボリュームで、あんこがタップリ詰まっています。しかも食べてみるとこのあんこがとても美味しい。何と言うか、しっかり小豆の味がして、実に素直でホッとする感じです。一緒に買った栗饅頭も美味しく、次回はまた他のものも買ってみようかと思います。

勝山から海岸沿いを少し北上して次に向かったのは鋸南町の「菱川師宣記念館」。 当地に生まれ、浮世絵の祖と呼ばれているだけに行く機会をうかがっていたところでした。代表作の「見返り美人」が東博持ちなのは残念ですが、展示の点数も多く、広重の狂歌入り五十三次も見られて楽しかったです。で、この師宣記念館のエントランスに置かれているパンフレットの中に、「琳派展」のものがありまして。「おお!」と思って手に取ると、場所はスグ近く、出来て1年足らずの新しい美術館で、しかも現在開催中とのこと。これは行かない手はないと美術館のハシゴとなりました。

到着してみると、今風のコンクリート打ち放しのモダンな建物です。お茶を飲めるラウンジもあるようで 、「こりゃオフにも使えるかも」と期待も膨らみます。受付を済ませて展示室に入ると予想外に光琳や抱一がズラ〜っと。「うわ、すごい」と一瞬ビビりましたが、でも、どうもあの琳派作品のオーラが感じられません。しかも作品はすべて個人蔵とあり、どこかの美術館からお借りしてきたようなものは一切ナシ。幾つかある展示室を見て行けば行くほど「あれー、光琳や抱一ってこんなだっけー?」と疑問が。で、つい「これ、違うんじゃないの?」と口にすると、たまたま居合わせた男性の方が寄ってこられて「ですよねー?」という話に…。

結局のところ、なんでも鑑定団でも外しまくっている自分のような素人に真贋は分かりません。でも、光琳作なら何を置いても良い…というものでもないと思うんです。どんな作家にもスタディや実験的作品はあるでしょうし、美術品売買の世界ではレアだというだけで値がつきますが、美術館はいわゆる市場価値を反映させる場ではないはずです。スタディを展示するなら、その技法の集大成に当たる作品も一緒に並べるとかそういった配慮が欲しいところで、それがオープン間もない美術館ならなおさらだと思うんです。もちろんこのようなできたて美術館に国宝級の琳派作品がスンナリ貸し出されるはずもないでしょうから、とりあえず暫くはビッグネームよりも企画力、あるいは全国の小規模美術館との連携の成果などを見せて「この美術館はやってくれそうだゾ」と思わせる。そんな手もあるんじゃないでしょうか。

房総にやっとできた美術館。募金も募集していましたが、良い展示をしてくれるなら期待を込めて協力も惜しまないんですが…もう少し様子を見ましょう。といわけで、色々と充実した日曜日でした。

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