ユーノス500の美しさを考えるに連れ、私は建築などに対する興味もちょっとわくようになった。


このようにユーノス500の造形を考えることはいろいろなことへの入り口になりうると思う。さすがに建築を語るには圧倒的に勉強がたりないし、建築士になるための知識は今更つぎ込めない。しかし自分なりの建築の見方を確立していくのもまた楽しい。私の場合ユーノス500を置いてみて、はまる建築は良い建築なんだと感じている。決して人に言えるような考え方ではないが、ユーノス500の持つ緊張感を受け止められる街並みや建築はきっと良いものだと思うのである。建築物の写真集はそれなりの書店に行くとかなり多く、ぱらぱらめくりながら「ここに500を置いたら似合うだろうな」と思いをはせるのは結構楽しいものだ。ユーノス500が多分にオーガニックな要素を取り入れていることから似合うもの似合わないものがあることがわかる。日本で有名な安藤さんの建築は自分の中では500があまり似合わない部類に入る。彼の建築は500が似合わないように人が似合わないとでも言おうか、例えば彼の建築の写真を撮ったときに人が入るとなんだかよろしくないと言う感じ。またあまり自然に馴染んでいないと言う面では多くの意見とは逆に欧米的と考える。彼の建築はその土地の「地形を利用する」ことはしていても「地域に溶け込む」ことはそれほどしていないように思うのだ。だが、彼は押しも押されもせぬ大建築家。批判するつもりは全くない。これは決して素晴らしくないと言う意味ではないし、現時点での考え方なので、今後は変わるかも知れないが、自分の好みとはちょっと違うようだ。海外のものでちょっと500を置いてみたいと思わせるのがガウディのグエルパークとカサ・ミラ(の中庭)なんとも面白い組み合わせのように思うのだが…。