そういえば、2日から5日まではVWゴルフだったんだ。世界標準と言われ続けて来たゴルフの新型に乗るのはとても楽しみだった。
ヤンキーシャコタンと並ぶ
大学時代の、美術のオバサン先生(クリネックスのデザインとかしたお方)がゴルフに乗っていて、そのマッチングぶりがあまりに見事だったもので、強烈な印象となっていた。その後ゴルフは2回モデルチェンジし、先代でライトが、そして今回はボディ全体に丸みがでた。実はゴルフは昔から車体断面は思いのほか丸みがあったのだが、それでも全体の印象としては、無骨さ、というか道具っぽさがあって、いい意味で個性となっていたと思う。
自分がいつも気に入らない事のひとつには、ヘッドライトのアウトラインがボデイのテンションと全く無関係に描かれてしまう事がある。先代のヘッドライトの丸みも、どうにも馴染まなかったが、それでも実直な雰囲気や、頑丈そうな佇まいがあってよかった。
今回の新型は、デザインレベルは高いし、意欲も感じられる。よく言えば洗練されてはいるのだが、ゴルフらしさの点では首を傾げてしまう。かるーくなってしまった様な雰囲気なのだ。その割にヘッドライト周りだけ妙にやりすぎた感があって、ゴルフの素朴さが好きだったものとしては、この点残念だ。
ただ、ボデイもどんどん大きくなり、当初のゴルフの役割は、すでにポロになるということであれば、こういった造形の方向性もよかったのかも知れない。
内装は本革仕様で、ニオイからして高級車だが、質実剛健的、ソツがないという感じだ。各部の細かい所にキチっと気が配られていて、質感は高い。ただ、メーターの中央の赤いインフォメーションはどうにかならないものか、オペルもこんな感じだったがかなりうるさい。シートの形状はよく、最初は戸惑ったが、なかなかいい出来だと思う。本革仕様はどうしてもその部分に引っ張られてしまうので、素な評価がしづらい。ちょっと失敗した。
運転してみると、都内をちょろちょろ走る分には、うーんイマイチと感じる。乗り心地も決して良くはないしタイヤのバタつきも気になる。しかし、郊外~田舎では俄然水を得たさかな状態。ゴルフは実は都会の乗り物ではなかったのだった。なにしろ曲がる曲がる曲がる曲がる。ちょっとBMW Z4に乗った時のように、深いカーブでは切った以上に曲がっていく感覚がある。マイナス点があるとすれば、リヤの接地感は若干希薄でもう少し欲しい所と、ステアリングのフィーリングがもうひとつ自然でなかったところ。とは言え、十分に楽しく、やっぱりミニヴァンはいやだなぁ~と思わせるものだった。乗り心地も上々。ずしっと腰の落ち着いた張り付き感のある乗り味で高速道路は快適。静粛性も高いので、感覚よりも10kmはスピードが出てしまうのが困りもの。確かに工業製品、進化が必要なんだけれども、道路幅が変わらないのにボディがでかくなったり、制限速度が変わらないのに簡単にスピードが出てしまう。これもどうなんでしょうか。
エンジンに関しては10点中7点…かな。スムーズでいいエンジンなんだけど、ミッションとの組み合わせが今イチな感じがするし,ドラマ性も希薄。まあ、今のエンジンでドラマ性があるものは少ないのだが。やはりATが主流となるとフラットなトルクがエラいんだろうか?
最後にオーディオ。これはダメダメでした。味つけすぎ。いまの音楽ソースにはこれがいいんでしょうかねえ?ブーミーでメリハリがなく、音に艶も張りもない。欧州仕様ではオーディオも違ってイイモノなんでしょうか?

[`evernote` not found]