ベリーサで少なからずがっかりしたが、「マツダの実力はこんなもんじゃないだろう」とアクセラを試してみた。
存在感もあって素晴らしいデザイン。そして性能。
「素晴らしい!」の一言。ヨーロッパのカー・オブ・ザ・イヤーで新型ゴルフと同点2位は伊達ではなかった。きちんと造られたクルマが正当に評価される事は実に気持ちがいいものだ。
前回、ベリーサのときは良いところを見つけようといろいろと考えたものだが、アクセラのような運転して楽しいクルマはもう逆に少々の欠点などどうでもよくなってくる。
今回のアクセラは5ドアの23S。ダイナミックなフォルムながら繊細な面の張りが光る、非常にいいデザインだ。若干腰高な印象があるのと、今のマツダ顔の構成がちょっとオーソドックスすぎて、アグレッシブにしようとするとちょっと無理がある事、インテリアにも共通するが、マツダの言うところのスポーティがどうも子供っぽい路線である事が気になるという3点以外は会心の作と言えるのではないか。インテリアも素晴らしく、何より自分が大切にしている、その気にさせてくれる視界がが心地よい。
同じマツダのアテンザと比べても、数段こちらのほうが完成度が高いと感じる。個人的にはいきなり買い換え対象になった。17インチを履きながら良好な乗り心地と抜群の走行安定性能。ビシッとしていて非常に安心感も高い。ベリーサの時に感じた、低速時と中速以上の速度域でのステアリングの入力に対しての挙動にズレがからくる違和感を若干ながら感じるけれど、これは電動ステアリングの味付けにまだ若干の課題があるということだろうか。エンジンも軽快で、マウントなどのチューニングが優れているのか、アテンザに乗った時以上に質感を感じた。音は500のKFなどに比べたらちょっと「わざとらしい」ような気はするものの、悪くない。アクセルペダルの遊び部分が多めなのは少し気になった。
シートは実に良く出来ている。ベリーサのそれに比べるとちょっとたっぷり感が希薄なのと、掛け心地やサポートはいいのだがその生地が狙い過ぎでもう少し普通でいいような気もする。
このシャーシは非常に素晴らしく、今後のマイナーチェンジではさらにその実力を発揮するだろう。自分の購入対象として考えた場合、1度はマイナーチェンジを施し、更にいまアテンザやRX-8で設定されているような「シックな本革仕様」が実現したらもう買いだ。(MTの設定があるかどうかが心配だが)なにしろこの出来で税別190万に満たず、更に値引きも期待出来るとあってはもうバーゲンプライス。あとはボディカラーをもう少しなんとかしてもらいたい。 ZOOM ZOOMだから赤、青、黄のプリミティブなカラーで構成というのあまりにも短絡的だ。現状なら紺かな。ともあれ、乗った事ない人は乗るべし。

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