最近500に乗っていていろいろ思う事がある。

夏で12年を迎えるこのクルマも、日本の中では古い部類に入りつつあるようで、実際都心などを走っていると、より古いモデルを見つける事は少ない。今までは13年以上のクルマの自動車税がアップすることに疑問を感じ、乗り換えるより大事に乗る方が環境にはいいはずと考えていたのだが、機能はともかく安全性能において何世代も前というのはちょっと問題があるかも知れないといった感じの事だ。
例えば自分が死亡事故を起こしてしまったとする。それについて警察官から「相手がシートベルトをしていれば死亡事故にはならなかったのにね」と言われたらどう思うだろうか?それと同じように、度を超して古いクルマに乗っていたために「あんな古いクルマでなければ助かったのに」ということも実際考えられなくはない。「度を超す」というのが何年くらいというのはなかなか定めにくいし、細かいことを言えばキリがないのだけれど、「古いミニに乗りたい」などというのはもうそろそろ期限切れかも知れない。やはり事故は決して他人事ではないし、もちろん自分だってできるだけ事故った時の症状は軽くしたいと考える。また、自営である以上は入院イコール無収入なので、単純にサラリーマンよりも考慮すべき事かも知れない。
自動車を趣味とする人は世界中で多いし、自分も間違いなくそのひとりなのだけれど、やはりクルマは自宅の庭や部屋で使うようなものではなく、公共の場で使うものであり、時には相手に大きな損害を与えてしまう可能性がある事は大前提として認識しなければならないだろう。いままでデザインに対してうるさく言ってきたのも、クルマが公の場で使うものだからだ。雑誌媒体を始め、自動車趣味の人間はどうもそのへんから目を背ける傾向がある。
じゃあ、新しいのに買い換えればいいかというと、問題もある。とにかく昨今のクルマは大きくなり過ぎだ。当然衝突時のエネルギーだってその分増大してしまうし、増えた大きさの分だけ接触の確率も上がる。もちろん、燃料消費の点でも問題だ。メーカーは口を揃えて「重量増加は最低限におさえ…」などと言うが、大きくさえしなければもっと軽くなっていたことは明白だ。
しかし、国内でも海外でもこんなときにイニシアチブをとれるメーカーはないのだろうか?国も本気で温暖化を防止したいのなら、3ナンバーボディ車は大増税、5ナンバーは減税という手も考えるべきだろう。
話が随分それてしまったが、要は今のクルマを降りなくてはいけない時の理由付けを探しているのと、そんなことをしなくても済むくらいに魅力のあるクルマを期待しているという事なんだろう。
なにより安価で買える国産メーカーから、小さくて安全で粋なデザインで、しかも低速でも運転の楽しいモデルが出てくる事が希望だ。消費者の意識だって随分変わってきていると思うのだが。

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