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SUBARU R1

今回はスバルの軽自動車。R1である。結論から言えば、個人的に非常に応援したい1台であったと言える。
※画像のお面はあまり関係ありません。


まずは目をひくエクステリアデザインだが、非常に意気込みを感じるものだ。個人的にはあまりこういった「デザインしてまっせー」的なものは敬遠してしまうのだが、それはおいといて、このクラスでなるべく上質感を感じられるモノにしたいという意志が伝わってくるし、実際レベルも高い。ただ、同時に「巧くない」という気もしてしまうのだ。

これだけ小さいクルマの場合には、それはデザインする事自体かなり難しい事であろう。それを成功させるためにはある種の「割り切り」も必要なわけで、あまりに真っ向勝負しすぎたのではないかと思わせるのだ。まあ、その結果「軽自動車らしくない」仕上がりにはなっているのだが、所詮軽自動車は軽自動車なのであって、意気込みを感じる反面、どうもこのクラスにパワーシートを付けてしまったような、ある種のアンバランス感が漂ってしまっているように思う。

このクルマを真正面、或は真後ろから見た時に「もっと幅が欲しい!」と言うメッセージが聞こえてきてしまうのだが、それは如何なものか。ショーモデルのR1eが元のデザインとしてどれだけ生かされているかは分からないが、どうなんでしょう、ショーモデルで1550mm幅のものをつくっておいて結局それを1480mm以内に収め直すというのは無理があって当然な気もする。同じような事はデミオの時にも思ったものだ。ショーでマッチョだったものが、量産でいきなり頼りない貧相なドア断面になってでてきてしまう。元から1480mmで作ればいいのに、それが災いして、R1はこのクラスのクルマには致命的と言おうか、顔がイマイチよろしくない。

個々の面の質感やシルエットなどは非常によくできており、リアクオーターからの造形は147と似てしまっているいがいはとても良いと思うのだが、そもそもとっかかりの部分でちょっと外しているようなのだ。チャンスにホームランを狙って力んだらどんづまり…とい言おうか、クールになりきれておらず、実に惜しい。

デザインとは逆に、乗ってみての印象はとても良かった。ハンドリングはちょっとダルいけれど、乗り心地、静粛性など、想像以上に優れており、よくできた(これも若干過剰ではあるが)インテリアと共に、運転中は快適。マイナスは視界、とくに後方があまりよくない事。それと遅い事(笑)。軽だから仕方ないが、高速での追い越し等はなかなかタイミングを見つけるのが難しい。それでもR1の性能は、デザインのマイナス点を補って余りあるものだと言えよう。

R1は現時点ではいささか物足りないけれど、スバルはこれをきっかけに、どんどんブラッシュアップしていけば、それはそれは孤高の1台ができるのではないかと期待させるものを持っている。その点では価値ある1台であろう。そのために商業的にもそこそこ成功して欲しいと思う。


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1 Comment

  1. SUBARU R1

     2+2のかわいい軽自動車、R1。今年のはじめに、スバルディーラーに行って、ショールームにかざってある展示車に乗ってみた。CCに乗る私としては、室内のせまさとかリアシートの窮屈さはあまり関係ない。むしろ、コンパクトにまとまっていて、見た目が段ボール箱み

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