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MASTERS久々のMRY(新型ロードスター考)

土曜日、新型ロードスターの展示もあるとの事で、久々にクラブ仲間で集まった。当日は暑かったので、小生は残念ながらFIESTAでの参加となった。

500はオールペンしているユーザーが既に何名かいて、美しいボディについ見とれ、羨ましくなってしまった。再び新車時の輝きを与えてもらえた500は幸せである。
しかし今回初めてじっくり眺めた3代目ロードスターだが、やはりデザインにはあまりいい点数をあげられなかった。一目でロードスターだと分かる事はいいと思うし、走行ビデオを見ると、走る姿も決して悪くないのだが、やはり大きすぎる。
メーカーの事情も分からなくはないが、それを当然のように押し付けられても困る。RX-8のシャシーを使った「割には」巧くまとめている…とか、他車だが、ロータリーの「割には」燃費がいいとか…「割に」の部分などはユーザーは全く関係ないことだろう。
「10kg増に押さえた」と言っても、「じゃ、大きくしなければ軽くなったでしょ?」と思ってしまうし、そのためのグラム作戦など結局メーカーの自己満足にも思える。ロータリーの燃費だって、技術者の努力は認めるけれど、視野を広く持ってみれば、あの程度の燃費ではまったく認められない。前にも言ったがロータリーだから燃費が悪くていいはずなどないのだ。
今回ターゲットユーザー層の年齢を上げて、高齢化社会にうまく対応しているかのようにも見えるが、大きくなってしまったロードスターを前に、それさえ「あと付け」ではないのかと勘ぐってしまう。
そしてデザインだが、フェンダーがやはり不釣り合いだ。フェンダーが大きすぎるために相対的にボンネットを下げられず、見た目の重心が高い。それでももう少しフロントのオーバーハングがあればうまく処理出来そうなものを、切り詰めてしまっているために、寸詰まりになってしまっている。現行フェアレディZを見て「あれではイカン」と思わなかったんだろうか?
また、ホイールがでかすぎる。ユーザーがあとから勝手にインチアップしたかのようなバランスの悪さである。マツダの中にも「ホイールはでかければでかいほどカッコいいもの」「オーバーハングは切り詰めるほどスポーティである」と信じて疑わない偉い方がいるのだろうか。
ヘッドライトやリアコンビランプのアウトライン、ボンネットのパーティングラインなどがまわりのテンションとほとんど無関係に描かれてしまっているのが少し気になる。インテリアに関してはもう説明出来ないくらいダメダメである。
3代目には相当期待していただけに、厳しい見方になってしまったが、小生はまだこれを運転をしていない。走りに関しては小生ごときが口を挟めるような次元ではないだろうから、運転をすれば個々のデザインに対してもっと「なるほど」と思えるものが見つかる事を期待している。こんな時代にせっかくこのようなクルマを出すのだから、もっと小生を圧倒させて欲しいと思うし、そのためにはたとえロードスターであれども、いつも言う「新しいソフトウェア」の模索もしてもらいたいと思う。

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5 Comments

  1. うーん…僕はそこまで厳しくは見てません。
    一番の問題はあの美しくないフェンダー・フレアだと思うのですが、あれとボンネットの関係性は、僕は順序が逆じゃないかと思います。つまり、対歩行者安全確保の要請からボンネットハイトは下げられない。一方、側面のシルエットが異様に腰高に見えることは避けたい。間延びさせずに(北米好みのマッチョを取り入れつつ)ロードスターらしいデザインアイコンを残さないといけない…。それで、ああなったのではないかと。
    ロードホイールの径は市場の要求だそうですし、オーバーハングは重量配分からの要請ですし、理にかなってると思うんだけどな…。(この項続ける!)

  2. 承前。
    オーバーハングに関してはもう一つ、これはアメリカ流のデザイン・セオリーだったと記憶しているのですが、長く取ればエレガンス方向に傾き、短くすればスポーティ方向に「見え方」のベクトルが傾く由。
    石油ショック前のアメリカン・フルサイズなどは全長の約半分が前後のオーバーハングに割り当てられたりしてました。逆にBMWなどスポーティさを前面に打ち立てるブランドはオーバーハングを削りたがるようです。
    また、外寸の一番外側にタイヤを配置すれば、踏ん張りなど動的特性に効くこともあります。
    スポーツカーですから、動的性能の資質からの帰納で、ああいう形になるものだと僕は受け止めています。
    インテリアのダメさ加減は同感です。特に、素材の品質感や造型を含めたそれらの使い方がヒデェもんです。ハンドルなんて、なに考えてるんだ!てなもんですし。
    ただ、全体にあれはロードスターとしてのデザインアイコン(リアコンビとかサイドマーカーとか)をちりばめる絶対的な要請の中で仕上げた形だと思いますよ。
    「新しい価値」ではなく「定番」を目標としていたそうですし。
    あ、ロードスターはロータリーじゃありませんです。
    それと、RX-8のフロアを使ったわけじゃないそうです。

  3. 堕民どの>>
    うぉぉぉ、いっぱい(爆)ちょっと厳しく見すぎましたでしょうかね?対歩行者安全確保云々は考慮して書いてたつもりだったんですけど、でも、じゃあこのクルマ嫌い?って聞かれたら好きだったりするわけです。(笑)堕民さんが言うんだから運転をしていない小生の思い違いもあると思います。
    ただ、初代のデザインってスポーツカーじゃないんですよね。で、3代目で初代のデザインを踏襲するというのであれば、スポーツカー的セオリーが合わなくなるのは自明だったわけです。そこへ無理にスポーツカー要素を押し込んだために中途半端になってるようなんです。スポーツカー的セオリーを取り入れるなら、元からそういうデザインにすべきだったのかもしれません。ホイールにしても大きいのを履けば、全てデザインが破綻するわけではなく、大きいのを履くなりのデザインが必要なわけです。
    オーバーハングは「エレガントなスポーツ」もあるわけで一概には言えないところもあります。FRが主流の時とまた意味合いが変ったりもしていますしね。確かにマツダの言う通りロードスターがスポーツカーならば理にかなった形態が重要になる事は分かります。が、それをどこまでするかはまたちょっと別項で触れますね。
    あと「他車だが」って書いてるし、ロータリーじゃないのは知ってますよ~。一方でRX-8のコンポーネンツを使っている事は確かですよね。元来のような共有の形をとっていないというだけの事で。そうでなければ貴島氏があれだけ大きくしたりはしないはずだと思うんです。それでもああなった…。つまりそういう事だと思います。

  4. あー、これは「スポーツカー」をどう定義するかと言う部分にもかかって来ざるを得ませんね。概念的な部分ではなくて、具体的にこの車とこの車はスポーツカーのカタチをしている、あの車とその車はスポーツカーのカタチではない、みたいに。
    オーバーハングのことで付言しておきますと、例えば12気筒フェラーリは、テスタロッサを始めとして前がすごく長いんです。
    で、僕は12気筒フェラーリって「スポーツカーではない」って思ってるんです。昔の一シリンダーあたりの排気量を名前にしてた頃のは別ですが、最近のは高性能GTじゃないかと。
    まあ、これを言い出すと「スポーツカー」とは形状での分類なのか、用途での分類なのか、能力による分類なのか、それらを複合したレーダーチャートで語るべきものなのか…と言う話になっていってしまいかねないのですけど。

  5. 文才の無い私には加われない世界(笑)
    ただ、ロードスターらしいデザイン、になってると感じました。
    大きさも形も初代からは全然変わっちゃってるはずなんですが、
    見た感じのイメージは「ろどすた」そのものだなー、と・・・
    ま、しろーとにはそれだけで十分だったりします。
    運転したらまた見方が変わるのかなー。
    ってゆーか、欲しくなるんでしょうかねぇ。
    U君、6年ローンなんか組んで大丈夫なのかしら・・・
    他人事ながら心配になったりして。

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