Kahan Plus

パーツ個人輸入のススメ(後編)

イギリスとのやりとりにもたついてる間に、Kaの調子がちょっと悪くなってきました。

個人輸入のススメ(後編)

こりゃ早いとこ部品を調達しないと…というわけでスグに郵便局へ。
2月23日(つづき)
クレジットカードではないので、すぐに現金を用意しなければなりません。取りあえずかき集めて郵便局の窓口で国際送金したい旨伝えると、「国際送金請求書兼告知書」 なるものを手渡されます。たった1枚の用紙ですが、すべてアルファベットで記入するのがめんどくさい。

支払は当然ポンドを円に換算しておこなうわけですが、驚いたのがそのレート。この日のレートはせいぜい1ポンドあたり134円程度だったと思いますが、提示されたレートがナント137.97円! クレジットカードでもこれほどの上乗せはされないような気がしますが、従うより他ありません。

また、さらに問題がありまして、送金には郵便局に支払う2500円の手数料の他に、相手側銀行に支払う受取手数料も必要で、上乗せして送金しなければならないのだとか。しかも、その額は国や銀行ごとに違っていて、イギリスの銀行はだいたい5ポンドらしいけれど、正確な額は分からないとのこと。
つまり支払額に5ポンドの手数料を上乗せして送金しても、相手銀行が8ポンド引き抜いてしまったら、FordParts UKが受けとる分が3ポンド少なくなってしまい、また2500円+8ポンドの手数料を支払って振込まなくてはいけなくなる…ということ。これってなんなんでしょう?
仕方なくネットで調べるべく一旦帰宅するも、全然わからずこの日は終了。

2月24日
「もう5ポンドでいいや」と決めて送金手続き完了。だいたい5日から1週間くらいかかるとのこと。電子送金でどうやったら5日もかかるのか、まったくワケわかりません。そのうえ無事送金が済んでも何の連絡もないそうで、相手に直接確認しなければいけないようです。
トレバーさんから「手続が終わったら書類のコピーを送ってネ」と言われていたので、スキャンして送信、すぐ翌日「OK、すぐにパッケージングしちゃうからねー」と返事。

2月28日
突然郵便局から電話が。「ぎゃー、5ポンドじゃなかったのかー!」と一瞬思いましたが、「書類には商品購入代金の支払いとありましたが、どういった商品ですか?」と聞かれました。「あ、自動車部品です。」と答えて終わりでしたが、つまりはまだ相手銀行には入っていないわけです。

3月3日
何の音沙汰もないのでトレバーさんに「お金ちゃんと着いた?」と聞いたところ、翌日「入金確認したよ。今日業者が持って行ったよ。」とのお返事。FordParts UKの銀行、RBSは5ポンドで問題なかったようです。さあ、いよいよです。

3月7日
成田空港から電話。「おまいさんの荷物届いてるよ。通関代行業者は決まってる?」
通関を代行業者に頼むと3〜4諭吉かかるとどこかのサイトにあったので、「自分でやりまーす。でも初・体・験」と伝えると、書類をFAXしてきました。見てみると3個口で合計88kgあると記載されています。これまでずっと80kgの1個の荷物が来るものとビビってましたが、考えてみれば当然ですよね。それでも1個あたり30kg近くになるわけですが、弥七にも十分に載せられるはず。夜のうちに荷室を作って、毛布を乗せておきました。

貨物地区臨時IDカードと貨物地区構内臨時入構証
貨物地区 上屋

3月8日
いざ、成田空港は貨物地区へ。いよいよクライマックスです。
中央ゲートに着くと、まず身分証明を求められ、目的を聞かれます。チェックが済むと貨物地区の臨時IDカードと「貨物地区構内臨時入構証」を渡され、ゲートが開きます。

そして前方右手にあるIACT上屋の建物の向かって左端の方にある窓口で荷物を受けとりにきたこと、自分で通関を通すこと、初・体・験なことを告げると、 送り状やインボイスなど荷物の受取に必要な書類を手渡され、「あっちの建物で通関して搬出許可証をもらって下さい」と言われます。

貨物地区 税関と売店

さっそく斜め向かいのビルにある税関に行きますが、初めてだと伝えるとみな驚くほど親切に教えてくれました。

まず、2階にある売店で「輸入(納税)申告書」(30円/枚)を2枚購し、通関第10部門(個人通関)へ行って書類を作成します。
ここには厚さ10センチほどにもなる本が置いてあって、本来は輸入したものひとつひとつの税率を逐一自分で調べて記入し関税額を割り出さなければならないのですが、今回は全部が同じグループに属するうえ、すべて20万円以下のもののため、最も高い部品を代表に書く方法で済みました。グループ番号は8708.80で「ショックアブソーバーほか」 と書き、自動車部品は協定によって無税なので、関税は0、消費税と地方消費税のみが発生します。ただ、エンジン部品や、ショックアブソーバーでも通常の油圧式でないものは違うグループになり、いちいち書いていかないといけないそうです。

書き終わったら提出して、部屋の奥で納税します。その後搬出許可のハンコが押された先ほどの書類「輸入(納税)申告書」を受け取り、またIACT上屋に戻ります。

IACT上屋で書類を出して、荷物の手配をして貰うわけですが、ここで搬出料を支払います。今回は564円でしたが、荷物が到着してから受けとるまでに何日かかかると保管料、朝7時半〜17時以外は900円の時間外料金も必要だそうです。

搬出料を支払うと「荷物を出すように伝えておくので、第4貨物ビルに行って下さい」と指示されます。つまり積み込み場所にクルマを回すわけですが、多数のフォークリフトがエラい勢いでクルクル踊るような場所ですし、一方通行が多いのでちょっと怖いです。こういう場所ですから邪魔にならないようにしないといけないですしね。

第4貨物ビルに着いて、係員に書類を見せると「ああ、この荷物ならもう出てるよ」と言われますが、どこにあるのが「出てる」ことになるのかが分かりません。別のおじさんに聞いてみると「ああ、(指差して)このへんにあるのがそうだよ。どれが自分の荷物かは自分で探すんだよ。」とのこと。この至れり尽くせり感ゼロなところが貨物地区っぽくて素敵。

いかにも素人丸出しでキョロキョロ見回していると、ブルーオーバルなマークの箱を発見!でも弥七まで20メートルくらいあってちょっと運ぶのはしんどそう。するとフォークリフトのおじさんが寄ってきて「この荷物、あの青いクルマに載せるの?」と、弥七の真後ろまで運んでくれました。

第4貨物ビルにて

かくして、無事パーツを受けとり帰ってくることができました。一連の手続には3時間ほどかかりましたが、もし次があれば2時間くらいで済ませられそうです。

こうして手に入れたパーツですが、送料や振込手数料はケイさんと折半し、税金はそれぞれの購入額に応じて算出して分け合った結果、今回のパーツ購入に要した金額は151,219円!ディーラーで購入した場合の33万円との差額は178,000円以上にもなりました。これはデカいです。
仮に共同購入者がなく、単独で買ったとしても費用総額は 172,953円で15万以上浮く計算となり、ポテンザRE050を買ってもまだおつりが…。

もちろんリスクも承知しておかないといけません。届いた部品が破損していたとか、クルマに装着できなかった、また装着できたけどすぐに壊れてしまったなどの場合、また色々と手間と時間がかかります。そういったことも念頭に置きつつ楽しめるなら、関税ゼロの自動車パーツ、少なくとも大幅なポンド高にならない限りはチャレンジしてみる価値がありそうです。部品さえ手に入れば施行はどこでもできるので、そこでまた節約できるかもしれません。自分の場合はレアなクルマなので、なるべくディーラーを使いたいとは思っているんですが…。

ただ、個人通関はいいとしても、クレジットカードを使えるように(送料を考慮しつつ)合計1000ポンドは上回らないようにした方が良さそうですね。カードなら結構なポイントもつくはずです。それとも1度取引をすれば信用されて次回からは1000ポンド超えでもカード使えるようになるのかな?ま、何でも経験ですね。

それにしても、この程度の部品代ならじつは国産乗るより安いんじゃないかという気も…。次はデミオかスイフトかと思ってましたが、やっぱりフィエスタか…。

FordpartsUK価格表

最後に、今回見積を何回かとったので、送料の目安を記しておきます。通常のドアツードアサービスの場合です。
ケース1
・Fiesta STリアダンパー2本
の場合:64ポンド
ケース2
・Ka Fブレーキローター2枚
・Ka Fブレーキパッドセット1個
・Ka Fアンチロールバー2本
・Ka アンテナ1本
の場合:124ポンド

ケース3
・Fiesta ST Fブレーキローター4枚
・Fiesta ST Rブレーキローター4枚
・Fiesta ST Fブレーキパッドセット2個
・Fiesta ST Rブレーキパッドセット2個
・Fiesta ST クラッチキット1個
の場合:340ポンド(個人通関の方がいいかも)

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Categories: Car

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5 Comments

  1. ご無事の初体験おめでとうございます。

    成田はやっぱり対応がこなれてる感じですね。一連の手続きや作業はやや面倒エスがクルマ好きなら楽しめそうです。社会見学にもなりますし。中身の破損はなかったですか?

    Paypalは上限解除が必要だったり,ダイレクトにカード番号を入力するよりも面倒な印象です。手数料やレート換算は微妙にアバウトに感じますよね(理解がしにくいとも言う)。

    そうなんですよ,現地価格では日本車のパーツより相場が高いわけではないんです。あちらでは量販車ですし,直しながら乗るのが当たり前みたいですから,日本が高いんでしょうね。

    裏技?としてオーストラリア,ホンコン,東欧などから買う手もあるのですが,レートや送料によってはあまり安くはならないです。アメリカや中国から買えるようになると便利なんですけどね(Newフィエスタであれば可能?)。

  2. 今回は何から何までお世話になりっぱなしで、何だか申し訳ない気持ちで一杯です^^;;

    ありがとうございました。

    コペンの社外品サス4本の値段が今回のパーツ&送料と同じくらいの値段だったかと記憶してます。  それを思えばやっぱり安い。 

  3. すごーい!!
    浮いたお金で500にポテンザを宜しく!(笑)

  4. 大変苦労されたようですね。
    それでも、苦労以上の価値がありましたね(^^)v

  5. Kahan

    2011年3月10日 — 11:48 AM

    >>同行二人どの
    破損はまだ中身を確認してないのもあるんですよー。機能に問題ないキズくらいならいいんですけどねぇ。
    ペイパルは以前同行さんに解除の話を伺った時は、何のことか分かってなかったんですよ。あとで、仰ってることが分かって急いで解除したんですが…振込になってしまうとは…。
    まあ、国もありますけど、FordpartsUKさんは安心できる(できそうな)ショップというのが大きいですね。

    >>ケイどの
    いやいや、たとえケイさんの分がなくても同じことをしなければいけなかったわけですから全然気になさらずに。それよりもこういったことを経験して昨日のKahanよりも役立つKahanになれるわけですし、良かったです。あとは無事装着できると良いんですが。

    >>でぃりぃどの
    驚愕の差額ですよねー。でもでぃりぃ号にポテンザ付けるとバラバラになりますわよ。

    >>take☆どの
    確かに…右も左も分からなかったので不安でしたし、面倒ではあったんですが、苦労というほどではなかったように思いますよー。以前のパワステ修理代は取り戻せちゃいましたしね。2回目以降はバッチリなはず…。takeさんも機会があればぜひ。

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