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いざ、壇ノ浦 その八「門司港駅」

チェック・インを済ませたあと、また出てきてまずは門司港駅見物。

もう既に夕方の5時頃になるが、西の方は日が沈むのが遅いのでありがたい。そのかわり、建築の前にクルマを置いて、早朝撮影をしたいという場合にはちょっと向かない。
鹿児島本線の起点、門司港駅は、もともと門司駅として1891(明治24)年、現在九州鉄道記念館のあるところで開業。その後、連絡船とのアクセスを考えて、1914(大正3)年に現在の場所に移転、新築され、九州の玄関口として使用されてきたが、1942(昭和17)年、関門鉄道トンネルの開通に伴い、その役を隣の大里駅(現門司駅)にゆずり、門司駅は門司港駅と改称されて、現在に至っている。当時は駅近くまで海が迫り、地下道を20mほど進めば本州への連絡船の桟橋があったという。
九州で最も古い木造駅舎は東京駅と同期で、1988(昭和63)年、鉄道駅としては初めて国の重要文化財に指定されている。
ネオ・ルネサンスのデザインはユーロッパの駅舎を参考にデザインされたと言われ、駅舎中央部は、門司港ホテル同様「門」をイメージしている。珍しい青銅の屋根は鋭角的なラインを持ち、なかなか優美かつ厳格な雰囲気。個人的には、なによりこの駅舎が、今でも駅舎としての機能を維持している事がとても素晴らしいと思った。メインルートが隣の門司駅に移ったことが、結果的に駅舎の生き残りに幸いしたのかも知れない。

頭端式の駅と言うのはそれだけで「終着駅感」に溢れ、いい雰囲気を醸し出す。さすがに改札や券売機は自動になっているものの、全体的に当時の面影を良く残していると言われ、とくに年配の方にはいい心のよりどころとなっているのではないだろうか。
九州の電車はかなり力の入ったデザインのものが多いようで、この駅舎とのミスマッチングがまたなかなか楽しいのだが、SLに繋がれた旧型客車の編成を1本構内に常時留置し、改札内の待合室代わりにする事はできないものだろうか?鉄道記念館の宣伝にもなると思うのだが。
残念だったのは、こちらもやはり痛み(特に外装)が目についた事。とくに入館料を取っているわけではないが、鉄道として営業しているわけだし、もう少し外装の維持に気を使ってもらえると嬉しい。あとは地形的にクルマを置いて一緒に撮影ができなかったのが残念。早朝ならなんとかなるかも。

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Categories: Architecture, Travel

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2 Comments

  1. kahanさん、九州上陸されてたんですね!!
    お呼びいただければ参上致したのにぃ(^o^)丿
    一昨年は九州鉄道記念館、その前はモンデオオフで門司に立ち寄りました。
    門司港駅といえば正面入ってすぐ右の「しゃぶしゃぶ」屋サンが旨かった記憶が・・・。(今もありますかねぇ??)
    あと、駅員さんの制服がレトロしてましたでしょ?

  2. >>ヨコモンさん
    いやいやーまだ無理はいけませんですよ。シーグレーのST220と陸続きに慣れただけで光栄です。
    しゃぶしゃぶは見つけてもちょっと手が出なかったかも。それにひとりでしゃぶしゃぶってのも。ははは。
    駅員さんは元気があって良かったですね。

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