2日目は何かあった時の予備日なんですが、何事もないのでめでたく観光。

鷲峰山 高台寺


で、行きたいところは山ほどあるなか、さぁどうしたものかと考えます。まず、今回はクルマがないのでクルマでは行きづらいところ…となるとやはり京都です。京都は圧倒的に公共交通機関が便利、自分などはいっそ特定区域をつくって車両乗り入れ禁止にすればいいんじゃないかとさえ思います。

次に京都のどこにするかとなると、前回雨で行きそびれた東福寺と高台寺圓徳院が浮かび、さらにこの2寺を結ぶ間でもう1カ所ということで、京の冬の旅特別公開があるという建仁寺に。なんだか似たようなチョイスになりましたが、このあたりは平家ゆかりの場所なので、歩くだけでも楽しそう…というわけです。

京都駅に着いたら「東山安井」までバスに乗ります。さすがは京都、まだ8時半前だというのに満員状態。拝観時間が10時からの建仁寺に対して高台寺は9時からなのでまずは高台寺から。高台寺は、秀吉に先立たれた北政所が、夫の菩提を弔うべく1606年に創建されたもの。 宮島にある不粋な千畳閣やMOA美術館で復元された品のない金の茶室など、天下人とは言えあまりの爪の隠さなさに個人的にはあまりいい印象のない御仁ゆかりの史跡だけに、今までついつい敬遠してきてしまいました。でも、圓徳院の庭は一見の価値ありと聞いて、高台寺共々一度は行ってみようか…となったわけです。

鷲峰山 高台寺

そして9時、1番乗りで入場、だれもいない境内を歩くのはなかなか気持の良いもの…かと思いきや、前から7〜8名のカタマリがやってきます。「あれ?9時より前から入ってるの?」と思って見ていると、カタマリの先頭の人がこちらにきてニコニコしながら「おはようございます」と挨拶するではありませんか。どちら様かと思えばなんとM原君(笑)、何してんでしょうねこんな朝から。その後何やら携帯メールをしているようでしたが、”メール”の扱いは慎重にね!ってもうそれどころじゃなさそうですね。

鷲峰山 高台寺

さて高台寺ですが、開山堂前の庭園(1枚目の画像)がなかなか良かったです。東山を借景にして、穏やかな石組みと偃月池にかかる楼船廊が良く調和しています。楼船廊の中程にある観月台はは伏見城から移設されたものなのだとか。やはり食わず嫌いはいけませんね。
そういえば自分の好きな三宝院庭園も秀吉ゆかりの場所でした。平等院鳳凰堂が寺院建築を見るきっかけになったように、三宝院は日本庭園に興味を持つきっかけになってくれたのでした。

鷲峰山 高台寺

霊屋(おたまや)に続く臥龍廊は、吉備津神社と比べるとかなり安普請。高台寺は建仁寺派寺院ですが、建仁寺を造った栄西禅師が吉備津神社の権禰宜の子…と言うのはなんだか面白いですね。

鷲峰山 高台寺

それにしても…祇園さんから清水寺にかけての日本随一の観光名所のど真ん中というのもあるでしょうし、そもそもお寺の成り立ちからして仕方ないのかもしれませんが、奈良の寺院に比べてどうにもお寺に来たような気がしませんね。 俗化されてると言うと言い過ぎでしょうか。これまでにもお寺は時代の流れに応じて変化もしてきたので、ある程度はそういうものと思うにしても、少なくとも信仰の場であることは守っていて欲しいもの。お寺からお金の匂いがすることほど嫌なものはありませんからね。

ところで、この臥龍廊から山の上の茶室あたりまでは普通のモードで撮影していたんですが、竹林の写真を撮ろうと縦位置にした時にどうやらボタンを押し間違えたらしく、高彩度&高コントラストの設定にしてしまいました。このあと3日目の後半まで気付かずに撮り続けることに。