さよならフォードKA
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さよならフォードKA

16年もの間、かみさんの足として活躍してくれたKAとお別れしました。

今年11月、撤退したフォード浜野店を引きついだ高畠さんに車検を依頼したところ、ラジエーターの水漏れとホースの硬化、ロアアームブッシュの亀裂を指摘されました。
「またしても」の出費にしばし悩みましたが、ロアアームの方は様子を見つつ部品をイギリスから取り寄せることにして、とりあえずラジエーターの修理を依頼。ところが、ホースがすでに欠品とのことで、せっかくラジエーターを新品にしたところで、最悪ホースの寿命とともに終わりということに。

ホース自体は何かしらの流用で何とかなるかもしれないけれど、ここで再考が必要と家族会議。このところ点検のたびに大きな出費が続いており、すでに我が家規定の趣道ライン(趣味と道楽の境)を超えていましたが、バンパーを塗装したことや20万キロという節目が目前だったこと、そしてなによりかみさんの大のお気に入りだったことから、修理を続けてきました。

さよならフォードKA

しかし、間もなく完成する家の出費を考えると、不確定要素を抱えるのが難しく、20万キロをすでに到達したことや、結局これが一番の理由ですが安全面を考慮して車検をキャンセル、KAを降りることに決めました。

やはり車は「事故」と切り離すことはできません。全国ワースト2位の千葉県で、なかでも事故の多い市原市を毎日走るかみさんのことを考えると、いくらお気に入りといえど限界はあります。実際KAの前に乗っていたフェスティバも居眠り運転の車がセンターラインをはみ出してきて衝突、廃車になった経緯がありました。

さよならフォードKA

ただ、KAが素晴らしい車であったことは間違いありません、なによりそのデザインと走り双方での明るいキャラクターが良かった。ミニやチンク、ビートルが昔のモチーフを用いたいわば「媚びた」クルマに感じることがあったのに対し、オリジナルデザインのKAはその点でも清々しい存在でした。

それでいながら240km/hまで刻まれたホワイトメーターや、小型のサイドミラー、低めの着座位置がちょっとレーシーで独特の存在感を放っていました。

レガシーなOHVエンジンは、そばを走る小湊鐵道の気動車にも負けないサウンドを発し、一度も不具合を起こしたことがなかっただけでなく、かみさんの使用環境ではつねに14km/L前後の燃費を記録していました。

さよならフォードKA

MTしかなく、それゆえ販売面では苦戦しましたが、かみさんとこれに乗るために近くの公園駐車場でMT練習したことを思い出します。また、UCGの取材で島下氏に乗っていただいたのも楽しい思い出です。

降りることに決めたのは、まだ家が工事中で仮住まいの時でしたが、「綺麗になった元の家に戻してあげたい」とのかみさんたっての希望で、11月25日の引っ越しとともに元の家に帰還、29日に車検が切れ、同日次のフィエスタが納車されたものの、ともに12月22日まで一緒に過ごしました。

2000年に走行300kmの新古車で購入以来、とても素晴らしい16年4ヶ月と20万2000kmでした。これからはきっとめぐがオーナーになることでしょう。
フォードKA、これまで長い間事故もなく走ってくれてありがとう、そしてさようなら!

さよならフォードKA

さよならフォードKA」への6件のフィードバック

  1. ついに手放してしまわれたんですね。私もKAオーナーで時々拝見していました。うちの子もろそろそガタが来ていて、買い替えも検討しているのですが、愛着が…

    1. JUN

      コメントありがとうございます。KAを手放してしばらく経ちましたが、メチャクチャ寂しいです。フォード撤退さえなければ確実に乗ってました。
      事故時のことを考えて無理やり納得させてますが、本音はもっと乗っていたかったです。
      KAに乗っている時間はホントにいい時間でした、JUNさんもいつかは手放されるかもしれませんが、この時間をどうぞ大切に。

  2. 通りすがりの元Ka乗りです。
    Kahanさん宅と同じ色のKa君に6年程乗り、2年前に手放しました。

    他のどの車にも似ていない可愛らしくも個性的な外観と内装デザイン、
    枯れたテクノロジーのOHVエンジンながら絶妙なセッティングのギアボックス
    が作り出す常用域の適度なトルク感、運転者の意思と乖離することのない
    ハンドリング、外見のポップさと裏腹スタビリティたっぷりの走行感。
    運転席に着座し走り出した瞬間から、「車で走る。只その事が純粋にが楽しい」
    をドライバーに伝えてくれる、本当にいい車だったと思います。
    通勤、買い物、遠出、この車で走った全ての瞬間が、楽しさに溢れた時間で
    あったと、Kahanさんのブログを拝見して、あらためて思いました。
    自分と同じように、この車が好きな方がいらっしゃることを知り、思わず
    コメント致しました。
    とても嬉しかったです。

    1. コメントありがとうございました!
      操縦感がとても気持ちよく、対話の楽しいクルマでした。
      今後はこういった車に乗れることはなさそうですが、KAに乗れた思い出を大事にしたいと思います。

  3. Kahan 様
    2年前にKaを手放されたんですね。さぞかし残念で心残りだったことと、お気持ち推測致します。
    当方もスタイルと走りの良さに、好きで好きで新車から18年乗りました。まだまだ乗るつもりでしたが、一年以上前、エンジンルームの異音に気がつきました。
    エンジンの回転に合わせてカリカリ? シャリシャリ? そんな音です。長年お世話になっている車屋さんから、ベアリングだと言われました。パーツの発注をかけていただきましたが、一年経っても入荷しません。音は次第に大きくなりました。運転中の故障で、立ち往生を考えると、もう無理かなと思い至りました。エンジン自体はまだまだ絶好調でしたから、とても残念です。
    我が車は京都までの高速道路でリッター20kmを記録したことがありました。東京の街乗りでは12kmくらいです。
    それほどメンテナンスを丁寧にしていたわけではありませんが、外国車にも関わらず全く故障知らずで、その点でも素晴らしい車でした。(もし故障してもパーツは安かったですね。)
    次もやはりメンテに金がかからない車を、と思い今度は国産車を探し何台か見に行きましたが、全くピンときません。乗りたい車がないのです。
    帰路、かみさんが「またKaにすれば、、、」と呟きました。「発売から20年も経つ中古車だから、ちょっとそれは無理だよ」と返しました。
    それでも帰宅後、探してみるとありました。すぐに連絡して現車を見て、購入を決心しました。初代は黒でしたが、今度はKahanさんのKaと同じ色です。エンジンが少し不調です。現在車検を取るために修理屋さんに入っています。初代の黒から部品を取りながら、なんとか問題をクリアできそうです。
    そういうことで、2代目のkaが近く我がにやってきます。楽しみです。労わってできるだけ長く乗るつもりです。屋根付きの車庫に入れてやりたいですが、我が家の露天の駐車場で勘弁してもらいます。黒のKaも部品取りとして残しておきたいですが、置き場所がありません。とても残念です。

    Kahanさんなら気持ち共有していただけそうで、長々と認めました。ご理解ください。

    1. gais様、コメントありがとうございます!
      2台目いかれましたか、羨ましいです。KAをおりた後、1、2度他の方のKAを見かけましたが、その時の気持ちたるや、きっとお察しいただけると思います。
      エコブーストは実にいい車で、その点後悔はしていないんですが、KAのフィット感がやはり忘れられません。
      今となっては所有できたことに感謝をする他ありませんが、gais様のKAが末長く活躍できることを願っています。黒もいいですが青もキュートな中に精悍さも加わって、きっと気に入られる思いますよ。

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