いざ、壇ノ浦 その七「門司港ホテル」

さて、本日の宿泊はイタリアの建築家、アルド・ロッシの設計した門司港ホテルである。

門司港ホテルは、門司港レトロスクエアセンタービルとも呼ばれ、1998年に完成した都市型ホテルと港湾業務施設などからなる複合ビルだ。97年に不慮の事故で他界したアルド・ロッシの遺作である。

縦の柱を強調してシンメトリーの形態をとり、一種神殿を思わせるようなイメージを構築しているところや、独特の色使い(これが好きなのだが)は、福岡のイル・パラッツォと共通するものだ。

その分、周りとの協調性は決して良くないのだが、独特の空気感を持ち、周辺の雰囲気を一変させてしまうほどのパワーを持たせるあたり、さすがにあちらの国のデザイナーと思わせられる。

裏側の造形はサメをイメージしたものと言われているが、なかなかのプロポーションを持っている。

室内家具の色使いも、普通日本ではお目にかかれないようなもので、それだけで勉強になるし、満足もできるのだが、内装、外観ともに残念ながら痛みが目立つ。それはこのホテルが自身の持つイメージほどには日本で受け入れられていないと見るべきなのだろうか。つまり、高額の宿泊費を維持できないということだ。イル・パラッツォも同じような状況と聞く。ここはぜひ首都圏で、その実力を試してもらいたいところだったのだが、アルド・ロッシ氏は、この門司港ホテルの完成を待たずに亡くなってしまった。



いざ、壇ノ浦 その七「門司港ホテル」」への2件のフィードバック

  1. >>れいんさん
    もはや各地でライトアップはあたりまえのようになってきましたね。ライトアップにもセンスがあるようで、彦根城などは炎上しているように見えるとかで、やり直したらしいですよ。

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