北斗星

惜別!ブルートレインの旅(北斗星編)

ブルートレイン最後の旅、前回からわずか7ヶ月、再び北斗星に乗り込みます。


定期運行終了まで一月半に迫った1月28日のことでした。

そりゃ言いたいことはあります。
より広い”部屋”をもち、風呂やトイレもあって、さらに朝食サービスまであるビジネスホテルに対して、B寝台の設備はカプセルホテル並、もう少しうまい寝台料金設定はできなかったんだろうか。
海外からの旅行者が、効率よく日本を旅するには強い味方にもなるだろうに、なぜネット予約が整備できなかったのか、それになぜ1ヶ月前からしか予約できないのか(旅行会社の事前枠を除く)。1ヶ月前まで旅が確定できない不便さは、他の交通機関と比較してあまりに大きい。
JRは半ば独占企業と言えるのに、そう好き勝手にユーザーの選択肢をなくしていいものだろうか…。例えば新幹線が別会社だったら競争からもっといいサービスで生き残れたんじゃないか…。などなど。

惜別・ブルートレインの旅(北斗星編)

それでもブルートレインの全廃は決定してしまいました。今となっては運良く乗れたことに感謝して、思いっきり楽しんでくることが大事です。

それにしても北斗星…名前がいいですね。公募で決まったそうですが(150位だったらしい)、北への夜行列車が簡潔に表現されていて、カシオペアや、いかにもな感じのトワイライトエクスプレスよりもしっくりくる、いい列車名だと思います。

早々に上野入り、廃止フィーバーで食堂車はいっぱいだろうと、食料の確保などを済ませると、ユーノス500仲間が二人見送りに来てくれました。ともに函館人、北斗星経験者の変態で、自分たちもこの二人には随分煽られました(笑。

惜別・ブルートレインの旅(北斗星編)

利用したのは前回同様B寝台個室のデュエット。前回が夏の上り、JR北海道車両(3、4号車)の下段だったので、冬の下り、JR東日本車両(10号車)の上段といけば完璧だったんですが、4号車の下段でした。
それでも7番は車両のど真ん中、最も揺れが少ないとされる部屋なことと、車両がオハネ25 562というNゲージで持っているものだったのは嬉しい結果です。

オハネ25 562

今回の編成(カッコ内は前回)は、
EL:EF510-512:北斗星色(EF510-510:カシオペア色)
01号車:オハネフ25 4 開放B寝台(オハネフ25 15)
02号車:オハネフ25 216 開放B寝台(オハネフ24 502)
03号車:オハネ25 564 デュエット(オハネ25 561)
04号車:オハネ25 562 デュエット(オハネ25 563)
05号車:オハネ25 561 デュエット(オハネ25 551 ソロ)
06号車:スハネ25 502 ロビー・ソロ(スハネ25 503)
07号車:スシ24 505 食堂車(スシ24 507)
08号車:オロネ25 505 ツインDX(オロネ25 505 ツインDX)
09号車:オロハネ25 503 ロイヤル・ソロ(オロハネ25 503)
10号車:オロハネ24 552 ロイヤル・デュエット(オロハネ24 552)
11号車:オハネフ25 13 開放B寝台(オハネフ25 14)
12号車:カニ24 505(カニ24 506)

と、JR東日本車両は前回とほぼ同じ。逆にJR北海道側は運用の関係かツアー対応か、通常ソロの5号車に前回乗ったオハネ25 561のデュエットが繋がっており、デュエット3両のイレギュラー編成でした。

惜別・ブルートレインの旅(北斗星編)

今回はクラブツゥ〜リズムの方が多く見受けられ、ロビーも混雑気味、食堂車のパブタイムも前回より押し気味のようでした。食堂車へは一応行ってみたものの、待ちの名前がズラ〜、早々に諦めて厨房脇の通路にグッズを見に。どれも結構なお値段ながらいまひとつピンとこなくて、でも最後だから記念にとミニヘッドマークを購入。

車内の様子は前回に譲るとして、今回は車窓をば。
仙台あたりまで雪もなく空は快晴、部屋を暗くすると星空がとてもよく見えました。こんなことができるのも個室寝台を持つブルートレインの大きな魅力。

惜別・ブルートレインの旅(北斗星編)

これまで冬に北へ行くことなどはまずなかったこともあり、「夜が明けると一面銀世界」なんてのには憧れていましたが、浅いながらも多少睡眠をして、青森手前で目覚めると、期待以上の銀世界っぷりにテンション急上昇!ここで機関車の付け替えがありますが、運転停車のため見られません。

青函トンネルでふたたびウトウトして気がつくと、そこはすでに北の大地、列車は10分少々遅れてるようです。雪は青森ほどではありませんが、電車と違ってモーターがない分静かな客車列車が、さらに雪で音が吸収されて静かに進むさまは堪えられない体験です。

惜別・ブルートレインの旅(北斗星編)

ほどなく函館に到着。青函区間を担当してくれたのはED79 20、前回の9号機よりも綺麗で赤が映え、頼もしく見えます。ここでDD51にバトンタッチしますが、遅れを取り戻すために本来14分あるはずの停車時間が半分程度に。残念ながらここでDD51を拝むことはできませんでした。

惜別・ブルートレインの旅(北斗星編)

北斗星の車窓はここからが醍醐味。まず国定公園の大沼、湖面は氷で覆われて真っ白。そして名峰駒ケ岳が姿を現します。

惜別・ブルートレインの旅(北斗星編)

特徴的な形の山も、雪を頂くとより一層魅力的に映ります。山頂に差す光が神々しい。

惜別・ブルートレインの旅(北斗星編)

列車は内浦湾を弧を描いて進むので、長い間駒ケ岳を望むことができます。函館でふたたび最後尾となった1号車から、去り行く景色も楽しめます。

惜別・ブルートレインの旅(北斗星編)

長万部を過ぎて8時40分頃、試しに食堂車へ行ってみると、意外に空いていて朝のコーヒーを頂くことに。昨夜は諦めましたが、最後に食堂車が利用できてラッキーでした。このあたりはトンネルが多いので、トンネルに入ると夜に利用しているような雰囲気も味わえます。
写真は青森停車時の食堂車、誰もいないようですが、厨房内からは音がしていてまかないを作っているようです。わずかな期間ながら食堂車クルー達と乗った、九州ブルートレイン富士とはやぶさを思い出しました。

惜別・ブルートレインの旅(北斗星編)

雪は室蘭に近づくにつれて少なくなっていきますが、景色は駒ケ岳の後も有珠山や昭和新山など、次々に特徴的な山が楽しめます。
伊達紋別では3分ほど停車するため、函館で撮れなかったDD51を撮ろうと、4号車からはるばる前方の11号車まで来ましたが、ここでも遅れを取り戻すためか「あ、すぐ出ますよ」と車掌さんに教えられて断念。でも、せっかくきたので、発車後しばらく車掌さんと談笑、廃止は残念そうでした。

札幌に近づくにつれて天気はどんどん良くなり、沿線には撮り鉄さんもチラホラ。いつものオルゴールが鳴ると、間も無く終着駅札幌です。結局ひそかに期待していたボーナス(遅れ)はたったの6分、楽しい北斗星の旅が終わってしまいました。

惜別・ブルートレインの旅(北斗星編)

感慨に浸る間もなく、また先頭へ行ってDD51の撮影にチャレンジするも、4号車からたどり着くまでの間に、すでに大変なひとだかり。前回も2機目で引っ張ってくれた1137号機は撮れたものの、1機目はもうムリと判断。そこで手稲に回送されるところを撮ろうと快速に飛び乗って琴似へ向かいます。そこであとから回送でやってきた北斗星をパチリ。ド逆光ですが雪のおかげで真っ暗にならずに撮れました。3両繋がったデュエットもなんとか確認できます。

北斗星

そして去り行く北斗星。急遽決まった弾丸ツアーでしたが、ふたたび北斗星に乗れて、思い出もより鮮明になり、本当に良かったと思います。
定期客車列車、1レとしての運行は3月で終わりますが、臨時便は8月まであるそうで。下世話にも2度あることは3度ある…といいますが、果たして。

いまはこれで我慢しておきましょう。今回オハネ25 562の札幌行きに乗れて、既存のNゲージ通りになりましたが、機関車が違ってしまいました。同じ形式を色違いで買うのもアレだし、DD51は2台必要だからと選ばれたのがこれ。
KATOのED79、ちっこいけど精密でかっこいい!鼻毛のようなジャンパ栓取り付けが、不器用な老眼には試練でしたが、赤い機関車が青い客車によぅ似合います。

ED79 KATO

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