残念ながら、列車は定刻通り福島駅を発車。

寝台特急カシオペア《上り》乗車記

夜行列車もまわりが暗い時には「まだまだ楽しめる」感があるものですが、夜が明けてしまうと、実際はまだ4時間近くあるにもかかわらず、名残惜しさが勝ってきます。

さて、ダイニングカーでの朝食は6時半からですが、北斗星と違ってドリンクだけのオーダーができないこと。パブタイムに入れなかった時のことを考慮して買っておいたお弁当がまだ残っていたことから、ダイニングカーでの朝食は諦めました。

寝台特急カシオペア《上り》乗車記

これは、札幌駅で購入した「活ホタテ ホッキ バター焼弁当」」ですが、じつに美味しい。これと一緒に買った笹ずしが朝ごはんです。

ちょうど食べ終わった7時過ぎ頃に車内販売が見えたので、乗車時に配られたモーニングドリンクチケットを使って食後の珈琲をいただきます。

最初曇っていた空も次第に晴れてきて強い日差しが差し込み、ブラインドを2/3ほど下ろさなくてはいけないほど。この時期、関東より遅れて咲くさくらが車窓から楽しめるんですが、開放B寝台では簡単に楽しめる左右両方の景色も、個室では思うように楽しめません。

寝台特急カシオペア《上り》乗車記

そこでまたラウンジカーへ。この車両から眺めるお花見もまたおつなものです。

寝台特急カシオペア《上り》乗車記

景色は次第に都市部のそれになってきます。駅のホームには通勤客の姿が目立ちはじめますが、そんな中を「ご出勤の皆様、ゴクローサン!」とばかりに羨望の目で見られながら通過していくのも夜行列車の醍醐味?でしょうか。

寝台特急カシオペア《上り》乗車記

上野駅が近づくと、部屋のTVには画像のような案内が映し出され、カシオペア1200kmの旅もいいよ終わりです。

寝台特急カシオペア《上り》乗車記

上野駅に到着したら、青森から牽引してくれた機関車を見に行きます。青森駅は運転停車で旅客用扉は開かないため、スイートのお客さん以外は上野までどの機関車が牽いているのかがわかりません。

寝台特急カシオペア《上り》乗車記

そしてご対面。なんと北斗星カラーの515号機が牽いてくれていました。昨年6月に乗った北斗星はカシオペアカラーが牽いていたので、あべこべです。13両製造した北斗星カラーの機関車も、北斗星臨時化→8月で廃止の既定路線から、この515号機1両だけが稼働し、ほかはJR貨物へ譲渡されたり、休車だったりしていると聞くので、これはこれで貴重なものかもしれません。カシオペアカラーの機関車は、今後もカシオペアクルーズの需要などで残るのではないでしょうか。

夜行列車という旅の選択肢が消えていってしまうのはなんとも惜しいものですが、LCCがどんどん就航しているいま、寝台特急での旅は相対的に相当贅沢なものになってしまいました。飛行機に対抗できるのは、新幹線よりもむしろ夜行列車のような気もするんですが、世の中になにか大きな変化が起きない限り、難しそうです。

寝台特急カシオペアの旅、貴重な寝台列車、そして客車列車を体験できてよかったです。そして旅の締めはいつものこれで。

小湊鐵道

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