今回の旅では、福山に行くのにサンライズエクスプレスを利用しました。

山陽方面へも便利なサンライズExp.

サンライズエクスプレスは周知の通り「出雲」と「瀬戸」が設定されており、両者は岡山で切り離され、瀬戸は瀬戸大橋を経由して高松へ、出雲は山陽本線を倉敷まで下ったあと、伯備線へと入ります。

現状、山陽本線内は倉敷までが限界ですが、福山なら倉敷からわずか40kmあまり、所要時間も普通電車で40分程度と十分利用価値があります。新幹線の始発を利用した場合と比較して100分超早く着くうえに、のびのび座席なら3000円程度安くなるというわけです。

ただ、そこはせっかくの夫婦旅行、少しひねりを加えつつ乗ってみました。

サンライズExp.

サンライズの出発は午後10時、千葉に住むものでも仕事のあとで十分間に合います。ただ、夕飯を食べている余裕はなかったので、東京駅地下のグランスタで9時頃より値引きされる弁当を購入、のびのび座席ではあまり音を立てられないこともあり、乗車と同時にラウンジへ直行、横浜を出たあたりから遅めの食事を楽しみます。

のびのび座席

フリースペースなので食べ終わったら速やかに場所を空けて、のびのび座席の車両へと移動、のびのびは2度目になりますが1階席は初です。

2階席と違って階段裏の通路から見えない場所に荷物が置けるのがいいですね。

のびのび座席

2階席はこんな感じなので、置引きに遭わないか少し心配になります。当然ですが2人での利用だと、片方に気を使えばいいだけなので、より過ごしやすく思います。

備品は薄い毛布と、枕カバーにしろということでしょうか、布生地が1枚あります。下の画像は、今はなき「急行はまなす」の「のびのびカーペット」との比較です。はまなすには枕がつくアドバンテージがありましたが、サンライズの方が若干横幅があって過ごしやすいかもしれません。

のびのびカーペット

ご覧の通りスペースは薄いホットカーペットが敷いてあるだけで、板の上に寝ているようなものです。このあたりは寝台券のいらない座席扱いということで、致し方ないところでしょうか。それでも通勤車の座席程度のアンコくらいはあってもいいような気がします。

今回はサンライズのびのびグッズとして、上新電機で買物をするとついてくる、大きめのプチプチ緩衝材を持ち込んだところ、これが結構無圧のようで快適。座席扱いとはいえ「不特定多数の人が寝るカーペットに寝るのはちょっと…」といった向きにも安心です。結構あったかいのもいいんですが、夏場はバスタオルを乗せた方がいいかも。

サンライズExp.

車端部のシングルツインに乗った時はえらい揺れに起こされたものでしたが、のびのびはいたって快適、思いのほかよく寝られて、岡山には定刻の6時27分に到着。なんだかあっという間です。これくらいならのびのび座席で十分なんじゃないでしょうか。

岡山からは6時45分の普通電車三原行き…には乗らず、なんと新幹線に乗り換えます。実はサンライズから新幹線に乗継ぐと、乗り継ぎ割引が適用され、サンライズののびのび座席は特急券と指定券が半額になります。合わせて1890円もマイナスになるので、乗り継いだ新幹線の特急料金を足しても新倉敷なら1030円、福山・三原・新尾道なら160円安く行け、東広島・広島でもわずか590円の追加で行けるというわけです。

残念なのは倉敷と新倉敷が乗り継ぎ駅扱いにならないことでしょうか。これができれば福山でも最低料金でいけたんですが、仕方ありません。

みよしの 贈答用祭ずし

新幹線も13分後の直近こだまではなく、57分後の2本目こだまに乗ることにし、その間に朝食としてあらかじめ予約しておいた岡山の駅弁「みよしの」の「贈答用祭ずし」をいただきます。

これは贈答用に華やかなプラケースに3人前の祭ずしが詰められた逸品。不織布の包み紙がカシオペア 弁当を思い起こさせます。駅構内のお弁当屋で受け取り、新幹線改札内にある待合スペースでいただくことにしました。昼間はカフェにもなるらしく、テーブルもあるので助かります。

みよしの 贈答用祭ずし

中身は画像の通り超豪華!二人にはちょっと多めですがこれで3100円は安い!引き続きサンライズに乗車する場合はホームでも受け取れるはずなので、食欲旺盛な若い方には超オススメのお弁当です。

駅弁は新幹線の車内で食べることもできたんですが、福山までだと乗車時間が30分足らずと短いことと、2本目のこだまがこの車両だった!というわけです。

500系

ジャーン、500系です。懐かしいですね。2020年頃には引退との話もあって、もしかしたら乗れるのもこれが最後かも。本当は元グリーン車の6号車に乗ってみたかったんですが、こちらは指定席なので、客室最前部の天井が傾斜している1号車に乗りました。

福山に着いたのは7時45分、それでも始発ののぞみで来るより100分以上早いですし、8時OPENのレンタカー屋にもちょうどいいタイミングです。

今回のサンライズExp.も10時打ちで購入したのですが、駅係員曰く「なかなか取れないので、とれなかったらごめんなさい」ですと。もちろんそれは仕方ないことなんですが、もう何年もそういう状態なら、単純に増発すればいいのに…と思います。

海外からの旅行者が急増している昨今、成田に着いて東京を観たあと、宿に泊まるくらいなら寝台特急で夜のうちに移動し、翌日は朝から厳島神社へ…というニーズはそれなりにあると思います。

寝台特急あさかぜ

2008年ごろまでは、広島行きの「サンライズゆめ」というのがありました。これが「あさかぜ」と名乗らなかったのは出雲/瀬戸と比べて岡山までで2時間近く余計にかかるユルユルダイヤの臨時だったからかと思うのですが、もう2〜3編成ほど増備し、東京9時半発の「サンライズ出雲1号/あさかぜ」、10時発の「サンライズ出雲3号/瀬戸」といった感じで運転できないものでしょうか。

「あさかぜ」は外国人観光客を考慮して8時頃広島、8時半頃宮島口、9時頃岩国着の岩国行きでいいと思います。今はツアー以外、1ヶ月前からの(大幅に減らされた)窓口発売しかありませんが、ネットで3ヶ月前から世界中で予約ができるようにするなど、もっと乗りやすくすれば、きっと乗る人もいるように思います。でももはや需要というより面倒なんでしょうね。

それでも、サンライズの車両には「特急あさかぜ」の方向幕が用意されているそうですし、元乗務員(車販ですが)としては復活を期待してしまいます。

 

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