醍醐寺三宝院庭園

冬の京都三景 醍醐寺三宝院

冬の京都三景、2つめは洛南の名刹醍醐寺です。

醍醐寺も好きな寺で何度も訪れましたが、近年三宝院庭園の写真撮影がOKになったというのを聞き、再訪の機会を伺っていました。ここは自分に石組の魅力を教えてくれた庭、撮影許可は本当にありがたいことです。

醍醐寺三宝院庭園

曇ったはずの天気がここへ着くとまた晴れていました。晴れている方が楽しげな写真が撮れるんですが、庭のディテールをまんべんなく撮るには薄曇ぐらいがベスト。ダイナミックレンジに厳しい小さめセンサーのカメラではなおさらです。

醍醐寺三宝院庭園

そこで、HDRというのを試してみました。露出を変えた写真を何枚か撮って合成するというアレです。結果は上にありますが、左が通常、右がHDRで、なるほど多少不自然さはあるものの、庭の構成を見るにはいい写真が撮れるようです。

作例は手持ちで、たまにズレた合成をすることがあるものの、明るい場所なら手持ちでも十分使えます。

醍醐寺三宝院庭園

ただ、使いこなすには相応しいシチュエーションや特性の理解が必要なようで、上はHDRを使用したものですが、下の通常撮影の方が個人的に味わいの点で気に入ったものとなりました。

醍醐寺三宝院庭園

この日、朝はまだ池に氷が張っていて、その上に雪が積もっていたそうです。

それなりに広い庭園ですが、要素が詰まっていてそれを感じさせません。奥の木々に隠れている建物は枕流亭という茶室ですが、一度そちら側から庭を眺めてみたいものです。

醍醐寺三宝院庭園

鶴島と亀島、松の立ち姿が良くて金閣寺を思い起こします。秀吉の没後、作庭にあたっていた義演は大幅な修正を施したそうで、この鶴亀島ももとは一つだったものを分けたと言われています。手前の牛のような石が愛らしいですね。

醍醐寺三宝院庭園

愛らしいといえば、この日は庭園内をカワセミが飛び回っていました。

醍醐寺金堂

庭園の後は下醍醐側境内にある国宝2棟を見て行きます。こちらは金堂、和歌山県湯浅の満願寺に平安時代に建てられたものを桃山時代に移築したもの。移築時に大規模な改装がなされたようで、満願寺時代はもっと緩やかな屋根で平安らしい建物だったんでしょうか。

醍醐寺五重塔

こちらはお馴染み、日本を代表する五重塔です。京都の中心から離れたこの地にあっても、応仁の乱の戦火からは逃れられず、醍醐寺(下醍醐)はこの塔を除いて全焼してしまいました。庭園や建築のほか、宗達の舞楽図屏風など素晴らしいものが残る一方で、伽藍の体裁が残らなかったのは少し残念。

それでも宇治から法界寺、そして醍醐寺の平安ゾーンは大好きできっとまた来ることでしょう。

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